Google認定ショップとは
オンラインショッピングをしていて、サイトの右下にこんなバナーが付いているのを見たことがあるかもしれません。
ここでは国内での認定ショップ例としてABCマートさんのサイトのイメージでご紹介しています。
Google認定ショップとは?
Google認定ショップとは「ユーザーがウェブ上で安心して買い物ができるように支援する」プログラムです。ポイントは大きく2つ。
1. 優良なショップを確認する
Google 認定ショップで買い物をする前に、そのお店が商品を予定通りに発送しているか、良質なカスタマー サービスを提供しているかなどをチェックできます。
2. 無料の購入補償を利用する
万が一注文に関して問題が発生した場合、対象商品の購入補償(上限 10 万円*)を含む問題解決のサポートを Google が提供します。
この無料のプログラムには、出荷状況や顧客サービスが一定の基準を満たしている販売者のみ加盟できます。加盟店のウェブサイトには、Google 認定ショップ バッジが表示されます。
オンラインショッピングのトラブルでは、ショップ側にもお客さん側にも責任がない事故もあり得ます。商品が届かない、壊れている、返品できない、などの事故が起きた場合に、Googleがショップに代わって最大10万円の購入保証を行ってくれます。これはお店にとっても購入者にとっても非常に有益な保証制度といえるでしょう。
ではショップに訪れた人はどのようにこのプログラムを知るのでしょうか?
ユーザーからの視点
まずサイト右下にこのようなバッヂが表示されます。
そしてバッジをクリックしてみると冒頭の画像のようにレビュースター、Google 認定済み、最大 10万円 の購入補償、Google が問題解決をサポートといった説明が表示されます。
Google 認定ショップが何なのか知らない人でもこれを見ただけで「安心感」「信頼感」は大きく感じられると思います。
楽天やアマゾンではない、独自のオンラインストアでいつも人が思うのは「商品はちゃんとしているだろうか」「すぐに送ってくれるのだろうか」「トラブルの時に誠実な対応をしてくれるだろうか」という所です。
そんな不安要素に対して、Googleというブランドで保証され、多くの購入者レビューが表示されれば、購入というアクションへのハードルは一気に下がるのではないでしょうか。
認定ショップになるには
当然、認定ショップバッジの信頼を下げないためには沢山の審査基準はそれなりに厳しくなっているようです。
- 予定どおりに商品が出荷されている割合。
- 商品が出荷されるまでの平均日数。
- 問題が迅速に解決されている割合。
- Google によるサポートがリクエストされた件数。
上記4件の審査基準を元に、様々な要素を含めて審査を行っているようです。これらに問題がある場合は審査を落ちる可能性が高く、Google認定ショップになることはできません。
https://support.google.com/trustedstores/answer/1669878?hl=ja&ref_topic=1669614
デメリットは?
ではデメリットはあるのでしょうか?
審査に必要なデータ(購入情報、配送情報、実績情報)などをすべてGoogleに提供しなければいけないという部分をデメリットとして考えることもできます。
ただシステムもサーバも決済も全て自前で構築しているなら別ですが、ショップを運営する上では様々なサービスを利用している場合も多いと思います。
匿名ビックデータを共有してシステムを最適化することと、個人情報が漏れるということは全く別なので、その辺りをしっかりと管理していれば、このプログラムで得られるお店と購入者双方のメリットに対しGoogleにデータ共有するという部分はデメリットという程でもないという考え方もできるでしょう。
プログラムによる大きな信頼感と保証制度を考えれば十分に利用価値があるのではないかと思います。
むしろ、審査に通るか通らないかが一番の問題で(多分相当難しいでしょう)、もし審査に通るくらいしっかりとしたショップ運営をしているのであればそれを明示的に証明する手段として、使わない手はないかと思います。
審査に数ヶ月かかったとしても、もし認定ショップになれれば飛躍的な成長に繋がる可能性もあると思います。
プログラム内容や条件などは常に更新される可能性がありますので、こちらから最新情報をチェックして検討してみてください。
Google認定ショップ:ショップ向けの情報
https://www.google.co.jp/certifiedshops/for-businesses/