オンラインストアで顧客が「カートに入れる」までした後に、決済せずにそのまま離脱してしまう。

そういったカートに残ったままの状態を「Abandoned checkouts」といいます。日本語では「かご落ち、カート落ち(?)」というのでしょうか。
(商品がカゴから落ちるわけではなく、顧客をカゴごとおいて去ってしまうようなイメージなので「かご落ち」というのはややニュアンスが違う気がしますが、日本ではそういう言い方のようです)

WooCommerce でのかご落ち対策

海外のECではこの「Abandoned checkouts」の対策というのは当たり前のことであり、「Abandoned checkouts」に対し、どのようなタイミングでフォローするか、どんな内容のフォローをするか、といった機能は非常に重要になっています。

日本ではまだまだそこまできめ細やかなシステムは認知されていないからか、一般的なECサイト制作サービスや、WordPressプラグインのWelcartではそういった発想自体が存在していないようです。

WooCommerceでは当然対応できる機能なのでこちらに紹介します。

公式の拡張機能「Follow Ups」

WooCommerceでは、まず公式のエクステンションとして
Cart Abandonment Emails があります。こちらは「Follow Ups」というプレミアムエクステンションパッケージとして提供されており、年間$99で顧客フォローアップサービスに関する様々な機能と合わせて利用ができます。

「あまり注目されないけどファン顧客獲得に非常に重要な機能」なので、対費用効果としてはかなりおすすめです。

プラグイン「Abandoned Cart Lite for WooCommerce」

次にプラグインとして「Abandoned Cart Lite for WooCommerce」が公開されています。

使い方が解説された記事がありましたので、こちらをご紹介します。
HOW TO SEND WOOCOMMERCE ABANDONED CART EMAILS

MailChimp との連携

WooCommerce のメールフォローとして、きれいにデザインされた様々なEメールを作成、送信できる
MailChimp を利用されている方は多いと思いますが、MailChimpにも「Abandoned Cart」という機能があります。
MailChimpでかご落ちフォロー用のキャンペーンを作成し、連携プラグインb「MailChimp for WooCommerce」を通じて連動させます。

既にMailChimpを利用したマーケティングを行っており、ショップブランディングとしてデザインが統一されたEメールテンプレートを持っている方であればもっとも簡単な方法だと思います。

フォローの大切さ

私達の顧客には北米企業のオンラインストアが多くありますが、この「Abandoned checkouts」へのフォローから発生する売上というのは、驚くほど多いものです。
カートに入れるほど興味をもち買おうとした顧客であれば、適切なフォローをすれば高い確率で買ってくれるのです。

例えば「ただ送料を確認したかった」だけという理由でカートに入れ、送料が高いので離脱する人は多いです。
この場合、その顧客に向けて送料無料、あるいは送料割引のクーポンをプレゼントするフォローメールをすると、かなり高い確率で購入してくれます。

またあまりにかご落ちが多い場合には、「クーポンと合わせてアンケートをとる」といったフォローにすることで、決済フローの問題点を解決することができます。

とにかく、一度でも訪れてくれた顧客を「縁のない人」と無視するのではなく、とことんフォローすることで自らの問題点を解決できたり、顧客も満足することができるのです。
またそのようなフォローを経て顧客になった人は、何もせずにスムーズに取引を終えた人よりも、関係性が強くなりリピーターになってくれる確率も高いといえます。

ECサイト運営の最優先事項ではないため手が届きにくい部分ですが、もし余裕ができてきたら、また小さなショップであればあるほど、ぜひ対応してみてください。

さいごに

どうしても英語が多いので、日本語圏ではハードルが高いかもしれませんが、ECマーケティングに関しては日本は5,6年は遅れていますし、今後も時間がかかると感じています。(楽天などの非常に古いシステムの力があまりに強い為でしょうか、ECをやるお店側が古いシステム以外を知ることが難しい?)

日本の最先端ECを語るセミナーをする業界の方々自体が何年も遅れています。その分、このような部分を積極的に取り入れられれば、日本でのEC事業を飛躍的に伸ばす余地が多いです。

もしこの分野に関して関心があれば英語による情報収集を前提にして、トライアンドエラーを続けてみてください。私達もその力になれればと思っています。

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